「脳の強化書」感想
まんがで鍛える 脳の強化書 (Business ComicSeries)
- 作者: 加藤俊徳,青木健生,たみ
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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はじめに
カウンセラーにどうやったらあなたのような知識が身につくのかという質問をしたところ、睡眠学や脳科学、心理学を総合した結果だと言われたため、物は試しで脳科学っぽい本を読んでみました。
脳番地とは?
脳の機能ごとに割り振られている番地を脳番地と呼んでいます。
大きく分けて8系統あります。
- 思考系
- 感情系
- 伝達系
- 理解系
- 運動系
- 聴覚系
- 視覚系
- 記憶系
これらをそれぞれ強化していくことで脳は何歳になっても強化できることがわかっています。
とりわけ新しい刺激が多い20代から40代に成長する割合が高いと言われています。
思考系を鍛えよう
脳番地の中で一番最初に鍛えると効果的なのは「思考系」です。
その理由は簡単。
思考力が上がる
↓
決断力が上がる
↓
自分の意思が強く持てる
↓
他の脳番地にも明確な指示をだせる
といった具合です。
いわば思考系は脳の指揮系統を担う部分です。
思考系のトレーニングは
毎朝その日の目標を20字以内で立てること
です。
短い文字数という制約を与えることでまとめようと脳が働きトレーニングになります。
また、制約をかけることはすなわち負荷をかけることになります。
その負荷によって思考力が鍛えられるわけです。
使いやすい脳番地ばかりを使っていては脳全体の成長は促せません。
そのため、様々な角度から脳に考えさせることで思考系の強化に繋がります。
感情系を鍛えよう
思考系の次に鍛えるのは感情系です。
なぜなら感情系と思考系はつながりが強い脳番地であるためです。
感情が落ち着いてこそ、正常に思考できるためです。
感情系をトレーニングするには自分の「ほめノート」をつくって気持ちをポジティブにすることで、感情のコントロールとトレーニングが同時にできるようになります。
また植物に話しかけることも効果的です。
話しかけるという行為自体が感情表現のトレーニングになるためです。
感情が揺さぶられる体験をしなければ人は成長しません。
それ故にいつもとは違うことをすることで脳を揺さぶり負荷を与えることが大事です。
脳を強化するには
基本的には「数字の制約」と「負荷」、「揺さぶり」と「挑戦」。
これらが脳の強化には不可欠です。
私がブログをやっている理由もそこにあります。
最後に
まだまだ脳番地を強化すること方法はいろいろとあるため、本を参照してください。
ここで伝えたかったことは一朝一夕で脳は鍛えられないということ。
およそ半年~一年のトレーニングで変化が見られるといいます。
だからこそトレーニングは継続しなければ意味がありません。
また慣れは脳の成長を阻む最大の要因となるため、新しいことに挑戦し続けることが大事になります。