「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」感想②
「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」の設計編まで読んだので、その感想を書いていきます。
設計
印象に残っているのは、中身が重要ではなく、業務がつつがなく実行できるかどうかが重要であるということ。
判決においても上記の内容が重視されており、稼働後にバグがあっても代替措置があればシステムの瑕疵にはあたらないとされている。
エンジニアとしては美しいシステムをつくるという部分に固執しがちであるが、ユーザ目線やシステム化の目的と照らし合わせれば至極最もだと言える。
また、設計書についての著作権についても触れられている。
設計書はただ単純に誰でも作れる内容であれば、著作権は発生しない。
なぜなら、設計者の独自の考えが表現されたものでなければ著作権は発生しないからである。